昨年の7月に投稿したBLOG「ハイエースバン 足回り異音 KDH206V」が、
アクセス数 11.000件オーバーになってまして、県外からの問合せを頂いたり、
同業者さんから「ネットで調べてたらBILLYS BLOGに辿り着いたよ!」とか連絡頂いたりで(^^)
自分の所で、故障発生~受付~原因究明~試行錯誤で色々な修理作業~完治した例を参考にしてもらい、
最短の修理・完治へ導けることが、どれだけユーザーさんの役に立っているかと。
この型のハイエースバンに乗ってみえない方には、全く関係の無い話ですが・・・(^^; 笑
ただ異音に悩んでいるユーザーさんや修理業者には一刻も早く結果を出したいですし、
乗る度に聞こえてくる異音というのは、本当に耳障りで嫌なものですし不安なんです。。。
異音は特定出来ないのが、とにかく一番辛いです(>_<)
当然、ウチも他の修理業者さんの修理BLOGに何回も助けられていますので、
「ネットで調べる」という事は、かなり重要かと思います。
そんな中、最近ですが当店のBLOGを見られて来店されたお客様がみえました。
まさに「
ハイエースバン 足回り異音 KDH206V」を見て頂き、ご来店して頂きました。
H27年式 KDH206V 4型ハイエースバン ダークプライム 4WD 57000キロ位に乗ってみえるユーザー様で、
「BLOGの内容が異音の症状と酷似している」との事でした。
お話を聞いて一緒に乗らせて頂いたら、まさにあの異音でした。
高めの小さい音で「クゥッ、クゥッ、クゥッ、クゥッ・・・・」全く一緒でした(T_T) あの悩まされた異音・・。
異音の原因がなかなか特定出来ず悩んでいた時期を一瞬で思い出しました(笑
このユーザー様も新車保証が切れてしまわないよう何度かディーラーさんに診てもらったようでしたが、
原因が分からないまま5年経過してしまい新車保証が切れてしまったとの事で、
すぐに修理をお受けする段取りをさせて頂きました♪
下の画像の上側が取り外した、デファレンシャルチューブ・デフサイドギヤシャフト・ベアリング・ダストカバープレート。
下側は新品になりますが、チューブの形状が変更されているのが分かります。
メーカー側でシレ~っと対策部品に変更してるんじゃないでしょうか(笑 よくある事です。

下の画像の結構な錆具合からしても飛騨地域のような融雪剤を撒かれている道路状況も関係してくると思います。
ただ4WD車しかこのような構造にはなってないですし、4WD車を乗られる方は降雪地域の方がほとんどです。
強烈な融雪剤混じりの水分の不着や侵入もあり、こんなに錆びてしまうんだと思います・・・(-_-;)

↓異音発生の原因箇所かと思います。

ベアリングだけハメ込んである形状ですので、そりゃチューブの中まで水が浸入しチューブ内も結構錆びてしまってました。
チューブ内に水が蓄積しないようにデフ側を細くして水を貯めないような形状に変更してあるんだなと納得♪

↓デファレンシャルチューブのドライブシャフト側(タイヤ側)も明らかに形状が変更されてますね(◎_◎;)

↓こんな感じ。

プレスでサイドギヤシャフトとダストカバー&ベアリングを組みます♪

↓下の画像は、異音発生していた新車のままの状態のデファレンシャルチューブ・デフサイドギヤシャフト・画像です。

交換完了後、何回か試乗し異音が消えている事を確認出来ました(^^)/
お客様にも納車させて頂き、1ヵ月後に経過をお聞きしましたが、異音は消えているとの事でした♪
本当に良かったです(^^) そしてBLOGを見て頂いて来店くださった事に感謝です。ありがとうございましたm(_ _)m
※話は変わりますが、ここ最近のディーゼル車に必要な尿素(アドブルー)が完全に欠品してしまっております。
当店でも仕入れ先すべて問合せしましたが、納期未定状態です。
年末年始中に長距離をされる予定のある方は、早めにディーラー等に問合せをしてから計画的に走行距離の管理をして下さい。