バモス ターボ固着・・・
定番の修理です(^_^;)
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バモス ターボ H16年式
走り始め・・・、ギアが1速~2速時は、
アクセルを踏み込むとすぐに、4000~5000回転までまわります。
同じバモスでも、症状は異なりますが、
今回のバモスは、この回転域で急に、
ガクンッ、とターボが効かなくなって急に減速してしまい、
それでもアクセルを離さずに走ると、
ガックン、ガックンと息継ぎのような感じになってしまう(@_@;)
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そのうちスピードにのり、ギアも3速~4速とシフトアップしてしまえば、
後は普通~~~に走る事が出来ます(^_^;)
乗り始めから、アクセルを踏み込み過ぎず
4000回転以下の回転域で走れば、
症状は出ません。。。(^_^;)
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ターボ車なので、タービン本体に付く
「 ウエストゲートバルブ 」が原因(+o+)
アクチュエーターロッドにて、ウエストゲートバルブを開こうとするのですが、
ロッドの接合箇所が錆・腐食によって固着してしまって、
開かせようにも開ききれて無いのが原因のようです。。。
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特に飛騨は冬場の道にバラ撒く「 塩化カルシウム 」・・・
しかも、「 タービン本体 」は遮熱板はあるものの、
ほぼ腹下にむき出しで装着されてます(^_^;)
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下の画像、左後ろタイヤを外しただけで、
ターボチャージャーが、丸見えです。
遮熱板を一枚外すと、こんな感じで、
ウエストゲートバルブを開く為の、アクテュエーターロッドの
接合部が見えます。。。
(この画像は、さび落としした後のモノです)
バラバラには出来ませんが、このロッドを固定してるピンを
外しますと、タービン本体側へロッドがズレてくれます♪
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取れてしまえば一番早いですが、クリアランスが無いので無理・・・。
後は、4~5mmロッド接合箇所の部分を、
細いヤスリを使って、ひたすら磨きます♪
・・・というか、錆で膨張してしまってる部分もあると思うので、
少し細くしてあげる位の感覚で、根気に、一周ヤスリがけしてやります。
この作業が終わったら、耐熱グリスを塗りこんで、
元通りにピンをはめ込み、終了~です(^-^)
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このピンを外さずに、スプレーグリスを吹き、
少し手動でロッドを、グイグイ動かしてあげる程度の処理だと、
すぐまた症状が出ます。
(やった事があるので、間違いなく出ます(笑)! )
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試乗してみたら、
あれだけ4000~5000回転で、
ガックンガックンの症状が出てたんですが、
スムーズにエンジンを引っ張り、
ギアが自然に変速するようになりました!!
ただ、この地域で乗る限り、
またすぐ錆びてきてしまう事は、間違いないと思います。
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今回は、この作業で改善されましたが、もっと酷く錆びて、
固着してしまっているターボは、交換になってしまう事もあるのが事実です。。。(-_-;)
3年位前のBLOGでも書いてますが、
春になって、もう塩カルが撒かれないような時期に入りましたら、
ガソリンスタンド等に置いてあるスチーム洗浄機で
下回りを念入りに、洗いましょう(^o^)/
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